経絡図 任脈

鍼灸適応疾患

 

当院では西洋医学における病名に対症療法的に施術するのではなく、脈診、腹診等を通して患者様のお身体を東洋医学的に観察、判断した上で施術いたします。

 

肩こり、腰痛、膝痛の他、頭痛、冷え性、更年期障害、、自律神経失調症、不眠症、その他不定愁訴、慢性疾患、原因不明の疾患についてもお気軽にご相談ください。

 

以下、ご参考までに国際機関において合意、認定された鍼灸適応疾患について紹介します。 

 

 

WHO(世界保健機構) 「鍼灸に関するWHO地域間セミナー」1979年

 

1) 上気道4疾患:急性副鼻腔炎・急性鼻炎・感冒・急性扁桃炎

 

2) 呼吸器系3疾患:急性気管支炎・小児気管支喘息および気管支喘息(合併症のない患者に最も有効)

 

3) 目の障害4疾患:急性結膜炎・中心性網膜炎・小児の近視・合併症のない白内障

 

4) 口の障害5疾患:歯痛・抜歯後の疼痛・歯肉炎・急性咽頭炎および慢性咽頭炎

 

5) 胃腸障害15疾患:食道痙攣および噴門痙攣・しゃっくり・胃下垂・急性胃炎および慢性胃炎・胃酸過多・慢性十二指腸潰瘍(疼痛の緩和)・合併症のない急性十二指腸潰瘍・急性腸炎および慢性腸炎・急性細菌性赤痢・便秘・下痢・麻痺性イレウス

 

6) 神経系および筋骨格障害17疾患:頭痛および片頭痛・三叉神経痛・初期(6か月以内)の顔面麻痺・脳卒中発作後の麻痺・末梢性ニューロパチー・初期(6か月以内)のポリオ後遺症・メニエール病・神経性膀胱生涯・夜尿症・肋間神経痛・頸腕症候群・五十肩・テニス肘・坐骨神経痛・腰痛・変形性関節症

 

 

 WHO「鍼灸:管理された臨床試験に関する報告の批評と分析」1991年

 

 鍼灸治療の効果のメカニズムとして、研究の結果

 

①疼痛を軽減する

②感染に対する抵抗力を亢進する

③身体の機能を調整する作用がある

 

と結論付けられている。

 

臨床実験において、鍼灸治療によって効果のある症状や疾患として以下に分類される。

 

1)効果のあるもの

2)効果があるが、さらに証明が必要なもの

3)限られた治療者によっては効果があるが普遍性がない、しかし試みる価値があるもの

 

 1)に分類されるもの

・五十肩、 腰痛、坐骨神経痛、捻挫、膝関節痛、関節リウマチ、テニス肘

・頭痛、アレルギー性鼻炎、歯痛、頚部通、三叉神経痛、脳卒中後遺症、うつ病

・嘔吐、下痢、心窩部痛(消化性潰瘍、胃炎、胃痙攣)、胆石発作、腎結石症、急性赤痢

・本態性高血圧、原発性低血圧

・手術後の痛み、放射線療法や化学療法による副作用、白血球減少症

・生理不順、出産の誘発、逆子の胎位矯正 

 

2)、3)に分類されるものはその他広範囲に及ぶ。

 

 

米国・国立衛生研究所(NIH)「鍼治療に関する合意のためのパネル会議」1997年

 

成人の術後および化学療法による嘔き気・嘔吐、歯科の術後痛、妊娠悪阻(つわり)の3疾患には

「鍼治療が有望である」

 

薬物中毒・脳卒中後のリハビリテーション・頭痛・月経痛・テニス肘・線維性筋痛症・筋筋膜痛・変形性関節症・腰痛・手根管症候群・喘息の11疾患については

「補助療法として有用、または包括的患者管理計画に含める可能性がある」

とされた。

サラスバティ 弁才天

美容鍼

 

美容を目的とした鍼灸施術も承ります。

一般に顔面部への鍼治療のみ行われる事が多いですが、当院では「体の健康なくして美容は実現できない」という考えのもと、全身に行う鍼灸治療を基本とし、ご希望に合わせて顔面部への施術も行います。

 

皮膚組織は体内の健康を顕著に表すほか、精神的な健康具合による自律神経機能の変化にも非常に敏感な組織です。

 

身体と心の健康を調えることにより、美容鍼の持続的な効果を目指します。